特定非営利活動法人 奄美青少年支援センターゆずり葉の郷(ゆずりはのさと)

奄美青少年支援センター

三浦一広の想い

私が青少年問題に身を投じて30年ほどになります。この間、子どもたちを通して、じつに多くの涙と笑顔に出会いました。

こちら(私)が全身全霊を傾けて子どもに関わると、 すべての子が、生まれ変わってくれた。あの子らは、私が命懸けで自分を信頼し守ってくれてると理解した時に、 はじめて安心し、立ち直り、そして前に進むことができたのだ。

私は裏切られても騙されても信じ続けます。時間がかかろうとも信じ続けます。立ち直りが困難な子ほど幼少期から 積み重なる深い傷があるのです。

世間の大人は現実の行動・結果のみで「あの子は駄目だ」とレッテルをはりたがります。みな評論家ばかりのような気がしてなりません。

近年、少年犯罪が複雑・多様化し、 凶悪化しているように感じてなりません。
愛情不足な環境で育った青少年による殺人事件などの凶悪犯罪が防止できない一方で、危険ドラッグや覚せい剤を始めとする薬物乱用は低年齢化して子どもたちを蝕んでおり、少年犯罪はますます複雑になっています。
そういった子どもたちの中にあえて飛び込んで分かった事があります。

「非行の最前線は、悲しみの最前線」であるということ。
子どもの非行の背景には、いつも悲しい現実がつきまとっています。
DV、ネグレクト(育児放棄)、両親からの愛情不足。

子どもたちの声なき声に耳を傾け、 微力ながら支援してまいりました。
そうした中で、力になれなかった事も、正直、ありました。
けれども、過去を許し、認め、褒め、励まし、感謝する事により、自尊心が高まり、生まれ変わっていった子ども達がいたのも事実です。
子どもたちと本気で向き合い、何も出来なかったとしても、傍らにいるだけで良いと思い、関わってまいりました。

私自身、その子どもたちから多くの事を学び、教えられました。厳しい環境、背景、生育歴、 どれをとっても「よくぞここまで逞しく生きてきたな」と思わずにはいられない。そんな辛い思いをしてきた子どもたちに今一度、「彼らの存在を肯定的に認め、 チャンスを与えてやって欲しい」と心から願ってやみません。

私事で恐縮ですが、これまで、深刻な相談や緊急性の高い事案に、昼夜なく24時間体制で走り回ってきたためか、 不摂生により、健康上の不安を抱えるようになりました。

気力、体力に自信のあった自分がそういう不安を抱える事により、 健康上の不安や悩みを抱える子ども達の親の世代の 気持ちが分かるようになってきました。

マイナスに思える事も、プラスに変わる事もある。
それはきっと、子ども達においても同様なのだと思います。

これからも未来の宝物である子ども達に、夢と希望、 そして生きる力を育んで参りたいと思います。

ゆずり葉の郷 所長 三浦 一広

略歴:1955年、鹿児島県奄美市生まれ。

貧困な家庭に生まれ、ケンカと補導に明け暮れた経験を持つ。中学の頃に出会った空手を通じて自分の生き方に真剣に取り組むようになる。

消防署勤務時代に出会った少年たちの更生をきっかけに、青少年支援の道へ。
24時間365日、問題を抱える子どもとその家族のため、即座の対応が必要な場合は昼夜問わず、現場に向かってきた。

三浦の趣旨に賛同する方々の協力・支援も受けながら、公私のすべてを青少年支援に捧げ、これまで30年間で3万人の更生に携わってきた。

三浦個人での対応の限界から、2001年にはNPO法人奄美青少年支援センター「ゆずり葉の郷」を設立。
保護司。奄美合気拳法総師範。
元・奄美市役所福祉政策課青少年支援担当。

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